日帰りで治療をすることが出来るレーシック手術ブログ:10 4 18
「夕方飯はまかせといて!」と私。
母は、出前のチラシを見せながら…
「こっちのほうが安いんじゃないの?」
僕は「なんで人の気持ちを汲んでくれないの!」と怒る。
母が
「だいたいあんたがお買い物に行くのが遅いからよ!」と応戦。
喧嘩の始まりはいつもこうです。
母のことを大切に思うからこそ提案したことだったのに、
喧嘩になって…
結果的に、母に嫌な思いをさせる事態に
僕としては納得がいかないわけですね。
思い起こせばお子様の頃の僕は、
気持ちを受け取ってもらえない寂しさを
いつも感じていたかもしれません。
母の顔色をうかがって
喜んでもらえないことに対して、
僕がやったことは迷惑なことだったのかなと
自分を責めていたようにも思います。
いつの間にか母との会話は敬語で応対するようになり、
母の気持ちを受け取ることを拒否し、
こちらから与えることを放棄して
だんだん距離を取っていきました。
母は祖母が病気がちで臥せっているような家庭で育ったので、
早くから自分が気丈でなければいけない、
人の世話になって迷惑をかけてはいけない…
という思いが強かったのでしょう。
親が病気で寂しい思いをした分、
お子様のために健康でいなければという気持ちもあったようです。
年老いて気持ちに体質がついていけなくなってきている今、
少しずつですが
ようやく頼ることもできるようにはなってきているようです。
社会人になった僕は、
母との関係も変化していき、
敬語で接するようなことはなくなりました。
しかし、
母の気持ちを受け取っていることを伝えること、
つまり感謝している気持ちは
十分にはまだ伝えきれていないように思います。